Wixの編集・閲覧が重すぎて即解約!5つの悪い・良い点
プログラミング知識なくウェブサイトやブログを作成したいと考えているでしょうか?今回は、ウェブサイトやブログを簡単に作成できる点で、最も有名なサービスの一つであるWixに対する5つの悪い点と良い点をご紹介したい。実際、Wixのウェブサイトに関する最も良い点は、HTMLやCSSの基礎知識が全くなくても使用可能であること
あなたがWixを使用したいと決めてから1時間以内にサイトを立ち上げ、稼働させるなんていう事も容易に可能でしょう。イスラエル発のCMS構築サービスであるWixは、全世界で8500万人以上が利用するドラッグ&ドロップでサイト構築ができる事を売りにしているサービスです。2013年にはナスダック市場に上場、2017年2月現在での時価総額は、31億ドル(約3200億円)にもなり上場から過去最高値を記録した
Wixサイトにおける5つのメリット・デメリット
画像:ドメイン購入をして使わなくなったWixの私のサイト(Google Adsense申請用に使用w)
私は、上記のサイトを2016年12月22日にWixで有料登録を行い、2017年2月10日までWixを使用していた為、その経験から使用するべきではない理由をご紹介したい。私がWixを辞めた最大の理由は、ホームページやブログ作成・閲覧時のページ読み込みの圧倒的な遅さだった。。Wixを含め、最初は無料でホームページやブログが作成できる有名サイト10個を比較した記事が以下*
SEO対策が最重要課題?実際に10の無料ブログ・HP作成サイトを使用して気づいたまとめ
★デメリット
1. ホームページ・ブログ作成時の編集スピードの遅さ
Wixは、ご存知のように多くのテンプレートや写真素材、ボタン機能等がプリインストールされている簡単ウェブサイトビルダーと言われるものである。上記を利用して、私は自分が作りたいようにウェブサイトにいろいろな機能を追加していった。そこで、何が起こったでしょう、ウェブサイトへ必要な機能(写真のギャラリー、最新・特集ブログの表示、クリップアートでのデザイン等)を追加していけばいくほど自然と読み込むスピードが遅くなるではないか。
この記事を見ればイメージできるかもしれませんが、ウェブサイトを編集する際に無駄な時間をとられるというのは、本当にストレスが溜まること、普段イライラしない私ですら。この件に対してWixへ問い合わせをした所、Wixヘルプにも書いてありますが、ホームページの編集スピードは、機能を追加するほど編集スピードが遅くなると言われました、それを対処するのがあなたたちでしょうに。
これを聞いてWixが売りにしている様々なテンプレート、写真素材、クリップアート、アプリ機能等は全く役に立たないことだと実感したと同時に、なぜWixを選んだのかについて後悔せざるをえません。実際、有料のプレミアム登録やドメインを取得していた私でも無料ブログと編集スピードが会社設立時から同じであるなら、ブログやホームページをWixで有料化するのは絶対にお勧めできないでしょう。
2. 公開後、Wixのホームページ・ブログを読み込むスピードの遅さ
何か検索したい時にアクセスしたウェブサイトの読み込みが遅く、すぐに別のウェブサイトへ移行した経験はないでしょうか?Wixで作成されたサイトの読み込みは非常に遅いです、実際にGoogleが提供しているサイトスピードを図るPageSpeed Insightを使用してもWixのウェブサイトはパフォーマンスが良いと表示されてしまうのはおかしい。
それなのに何故Wixサイトは読み込みが遅いのか、Wixのサイトを持っているとすれば、あなたのサイトにアクセスされる前にWixのサーバーを経由しており、Wixのサーバーが非常に重いという理由が考えられる。実際、Wixが公式で紹介しているWixによって作られたホームページやブログへアクセスしてもやはり読み込みスピードが非常に遅いというのは変わりなかった。お気付きのように、ウェブサイトへの読み込みスピードが遅いと直帰率が上がり、平均セッション時間が下がる。直帰率とは、対象ページで始まるすべてのセッションの中で、そのページだけが唯一のセッションだった割合。
直帰率や平均セッション時間は、Googleアナリティクスでアクセス解析をすることができ、ページ単位と全体平均を見ながら判断できる。Wixのウェブサイトではページ読み込みスピードの遅さから全体のページの直帰率が高くなると考えるため、サイト全体の平均直帰率が高まると予想されるでしょう。また、平均セッション時間が落ちるとGoogle様から質の低いサイト問うレッレルを貼られるのでご注意を。とりあえずホームページやブログを持ちたいと考える人にはWixは悪くはありませんが、ユニークユーザーやページビューをさらに増やしていきたいと考える人たちにはWixをお勧めすることができないでしょう。
3. 完成されすぎたテンプレートによるオリジナリティの欠如
テンプレートが多く、完成しすぎているのは、ホームページ作成初心者の方々にとっては非常に便利ですが、裏を返せば細部までこだわったデザインのホームページは作れない。
例えば、ホームページにオリジナル要素を入れる時、CSSで編集するのが非常に困難。HTMLによる編集は可能な一方で、なぜかはあまりHtmlでの編集をする気になりません。さらに言えば、豊富なスライド、ボタン、ボックス、ストリップ、シェイプ等が用意されている為オリジナルなサイト作成が可能とWixは公式に言っていますが世界で8500万人(2016年6月時点)以上に利用されているサービスです、2017年2月現在では1億ユーザーを超えているかもしれません。
つまり、1億人ものユーザーが同じテンプレートを使用している事を鑑みると、本当のオリジナリティをWixで表現するのは困難と認識できると思います。同じようなサイトを使用しすぎるとSEOにも影響を与える可能性あり。
4. 困った際に参照したいQ&Aの曖昧さ
Wixの公式サイトには、数多くのヘルプが用意されている。例えば、サイト作成に困った際にヘルプを見ながら問題を解決する事ができるでしょう。しかしながら、ヘルプは数多く用意されているものの実際の回答が非常に不明瞭もあり、公式ヘルプでは解決できないバグもある。
例えば、ブログを更新したにもかかわらず、ウェブサイトに設置したブログが更新されないという問題があり、ヘルプによると既存ブログを全て削除して再度ブログを復活させてみてくださいと記述されており、それでも問題は解決できなかった経験もあるほど。
実際は、カスタマーサービスにメッセージを送信し、運営側がサイトを分析した後にようやく問題が解決。その時の問題は、ブログのページをサブページに配置してしまうとブログ自体の機能が永久的に更新されないバグがある点。つまり、Wixのブログページは、2017年1月時点で独立して配置させないとブログがホームページに表示できない設定になっているというのが正確な回答であるべきだった。
5. Googleの検索エンジンに認識されにくい
まず最初に問いたいのは、全世界で約1億人のユーザーがいるであろうWixのホームページ・ブログで有名なサイトを見たことがありますか?私の知る限りでは、読み込み時点にWixを経由しているウェブサイトで有名なサイトをまだ知らない。
2013年にはナスダックへ上場し、2017年には時価総額31億ドルの評価をつけているような企業が提供するサービスでまだ有名なサイトが存在しないという理由自体がSEO対策において、Wixで作成されたウェブサイトが検索エンジンにおいて不利だということを表している気がしてならない。事実、サイト開設時点からGoogleの検索エンジンに認識されるまで、Google ConsoleやFetch as Googleを使用しても通常のサイトより時間がかかっていると認識している。実際にクロールされている情報量を確認しても、記事投稿数に対してあまり納得がいくものではなかった。
その上で、Google Analyticsで2017年1月に一ヶ月様子を見た所、オーガニック検索からのユーザー流入がかなり低いように感じたという経験もあり。SEO対策は非常に重要、その点に関しては以下にまとめてみた。
【SEO基礎編】Google検索エンジン最適化に必要なスターターガイド
※このままブログを終了すると何のメリットもないように聞こえるためw、今回は利用した際に良いと感じた点に関してもお答え。
☆メリット
1. 初期的なホームページ・ブログ運営費の無料化
ご存知のように、Wixは初期費用や月額費用等、一切の経費をかけずにホームページを作成することが可能。無料ブログによくありがちなように、Wixは強制的に広告を無料ブログへ表示させるようにしているためでしょう。デザイン性あるホームページを無料で作れるという点に関しては、私も高評価。
実際、SEO対策においてもWixの無料ページと有料ページに違いはほとんどないと思っています。また、有料化したとしてもドメインが1年間無料になるサービスやプレミアム登録費が割引されるサービスも随時行われており、私は安く有料会員登録をすることが可能だったのは幸い。
2. テンプレートやアプリ機能、写真素材の豊富さ
500種類のテンプレートと200種類のアプリがWixでは用意されている。実際に、あなたが作りたいウェブサイトやブログのデザインのイメージを正確に反映することが可能。
種類は、ブログ、イベント、レストラン、デザイナー&アーティスト、音楽、写真、ネットショップ、ビジネス等で、あなたの嗜好に合わせたテンプレートが用意されている。その他、デザイナーによりデザインされた美しいイラストのクリップアート(動物、バッジ、お祝い、フラッグ、食べ物、ホリデー、音楽、自然イメージ等)を無料で使用可能なのは大きい。写真を設置するにしても動的なスライドショーやストリップ、ギャラリー等複数選択することができる。
また、実際にウェブサイトやブログを編集する素材として、写真や動画も用意されており、素材を持っていない人でもWixが用意した写真や動画を使用可能。また、Bigstock写真素材と言って、高画質の写真素材を格安な価格で購入できるのは作業が省けて良い
実際、アプリ提供業者(Developer)との収益の割合は、Wix側が30%、アプリ提供業者側が70%の利益を折半しており、アプリ提供業者のメリットが大きい以上、今後も業者数は増えていくと思われる。
私が好きな10のWixテンプレート一覧(デザイン性が高い)
・Author Site – A Unique Take on Author Website
・Hip Hop Artist
・The Modern Hotel Theme
・Fashion Bontique
・The Dietician
・Small Brand Template
・Vintage Car Theme
・The Elegant Private Chef Theme
・Eyewear Store
・The Rio Pousada
3. クラウド型CMSによる編集
Wixサイト作成では、ドラッグ&ドロップにより編集が可能です。プログラミング言語が全く得意ではない、学んだこともないというあなたでもサイトを思うがままに作ることが可能でしょう。
あなたが作りたいウェブサイトのランディングページにおいて、タイトル、背景が、サイドメニュー、Social Networkバー、プロフィール欄、ブログ紹介等を自由に編集することが可能になる。マイクロソフトのPower Pointを使用したことはありますか?
実際パワーポイントの作成方法とWixは似ていて、会社の設立経緯もこの辺にありそう。つまり、あなたがパワーポイントの編集ができるなら必ずウェブサイトやブログをあなた好みに作成可能ということ
4. 困った時のヘルプやカスタマーセンター
Wixでは、対応している言語を話すことができるカスタマーサービススタッフを用意している。実際に私もWixを作成していて、ブログが的確に表示されないと言った致命的な問題がバグで発生した際に、Wixのサイト内におけるお問合わせチケットを発行し、現状を説明、一週間で解決することができた。
お問合わせチケットを発行してから、Wixの担当者が解決方法を提示するまでの時間は、約2日〜一週間くらい。私のケースでは、二日後に状況把握・解決方法の提案を記したメッセージが届き、提示された解決方法では解決できず、もう一度メッセージを送り、4日後に帰ってきたメールによって解決することができた。
実際私が問い合わせをしたのが2016年12月末でしたので、忙しい時期でも対応できるように人員をある程度豊富に配置していると感じた。つまり、カスタマーサービスは評価できるところでしょう。しかし、ヘルプとしてWixが用意しているQ&Aは上述したように当てにならないため、深刻な問題が発生した場合は、直接チケットを発行して聞くのがお勧め。迅速に対応してもらうことは可能。
5. Wixサイトの構築方法(SEO効果)
Wixのウェブサイトやブログは、2012年3月以降、WixはFlashテクノロジーの使用を中止。新しいテクノロジーとしてHTML5が導入され、インターネット消費が進展するにつれて、Wixは現在のWebブラウザの全機能を使用するHTML5製品構築を実現している。
これは、Googleの検索エンジンに掲載される際に必要なあなたのサイトのインデックスをグーグルにクロールしてもらうために他のプロバイダーサービスに比べて有利になる点です。Wixの公式見解によると、ユーザーがWix.comで慣れ親しんだ、使いやすく、高品質で視覚的に見事なアスペクトを維持しながら、自分が望むコンテンツを作成し、パーソナリティをオンラインで提供できるようになったと言っている。
その上付け加えているのが各ページを個別に最適化することでSEOを強化するという点で、複数の項目を同時に処理することで、レイアウトを簡単に編集できると公表もされている。しかし、サイトは遅いです本当に。
他にもライブドアブログやアメーバブログの開設に伴う特徴的なメリット・デメリットを以下にまとめています。