第二次朝鮮戦争まで秒読み・緊迫する現状の真実と対策
4月12日、菅官房長官が午前の記者会見で、アメリカのトランプ政権が北朝鮮に対して武力行使を行う可能性を考慮し、朝鮮半島から日本人の避難させる準備をしている事を明らかにした。4月11日には、北朝鮮が米国に対して核兵器の照準を向けて準備していると脅しながら、米国による先制攻撃の兆候があれば核攻撃を行うと警告している
北朝鮮情勢に詳しい方々は、この緊迫とした状況が過去とは全く異質であり、北朝鮮がとってきた瀬戸際外交が終焉を迎えようとしている事を危惧しているかもしれない。アメリカは、北朝鮮の金正恩を暗殺するためのシミュレーションをすでに行っているという、政権崩壊までのXデーが思ったより早く到来する可能性が出てきている。Xデーに向けて、日本人はどういった行動を取れば良いのか等まとめてみた
画像:アメリカ艦隊が北朝鮮へ@New York Times
米国・北朝鮮間の第二次朝鮮戦争に備えて何ができるのか
北朝鮮が生きながらえてきた秘策「瀬戸際外交」とは
画像:瀬戸際外交@theguardian
北朝鮮は、建国者である金日成の時代から「瀬戸際外交」を繰り返し行ってきた国である。両国間の緊張を高める事で、相手の国から何かしらの援助等、譲歩を引き出すやり方である。
その手法に屈した顕著な例は、2004年までに二回開かれた日朝首脳会談で、小泉首相が5人の拉致被害者を日本へ連れ帰ってきたというもので、代償として1兆3600億円という日本の公的資金(我々の税金)が北朝鮮に裏ルートで流れたというものでしょう。いわば、人を脅して金を盗み取る犯罪者国家「北朝鮮」と言えるだろう
北朝鮮が「瀬戸際外交」(英語ではBrinkmanshipという)を行ってきた例は、日本人拉致被害者以外にも数多くある。その例が、以下の主な10件である
1. 朝鮮戦争
2. 滄浪号ハイジャック事件
3. 青瓦台襲撃未遂事件
4. 大韓航空機YS-11ハイジャック事件
5. 文世光事件
6. ラングーン事件
7. 大韓航空機爆破事件
8. 北朝鮮による韓国人拉致問題
9. 北朝鮮による核兵器実験
10. レバノン人女性拉致事件
北朝鮮が「瀬戸際外交」に頼らざるを得ない国内事情とは
北朝鮮の国民全体が詐欺師的な要素を持ち合わせているのだろうか、そうではない。「瀬戸際外交」に頼らざるを得ない理由は、代々朝鮮労働党委員長を務めてきた金家の存続に必要不可欠というのが真実に違いない。独裁国家は、国内外に対して強い姿勢を常に誇示していなければ、存続する事はできない
独裁国家という体制は、歴史的に見ても市民からの暴動(市民革命)によって淘汰されてきた事が歴史的に挙げられる事実である。例えば、貴族階級以上のみが得をする社会を作り上げた事に対する怒りが爆発し、市民が放棄して自由・平等を勝ち取ったイギリス(ステュアート朝)のイギリス革命やフランス(ブルボン朝)のフランス革命、アメリカ独立革命が挙げられる
北朝鮮は、国民の情報統制に対しては徹底した姿勢を貫いている。市民革命が起きる理由の一つは、外部からの情報流入によって国家の悪事が暴かれるからである。また、民主化してしまえば、経済的な外交手腕などない現体制にとって道は失脚しか残っていない。その上、法治国家になってしまえば、自分たちが犯してきた数々の国家的犯罪を暴いてくれと言っているようなものであり、金家や側近、幹部たちが牢屋に送られるというシナリオは目に見えるだろう。下記に北朝鮮における恐怖政治の概要と脱北者がいかに悲惨で痛ましい目にあっていたのかまとめてみました⇩
北朝鮮で「市民革命」が起きず崩壊しない本当の理由とは
画像:北朝鮮軍の集会@Humanrightswatch
金一家による体制は、脱北者が大勢出るほど不満が高いにも関わらず、なぜ「市民革命」が起きないのであろうか。軍の幹部ですら大量に粛清されている現状に反対する軍事クーデターが起きていない事に疑問が残るだろう。ここには、金日成時代から入念に考え尽くされたクーデーター防止システムの存在が大きい
最も大きいクーデーた防止システムは、「政治委員」と「軍将校」による二元指揮制度である。北朝鮮では、軍の将校だけのサインでは軍を動かせないため、政治委員のサインが命令書に必要になり、軍の幹部がクーデターを企んでも、配下の軍部隊を動かす命令を出せないのである
また、国民に対する暴動防止として、反逆分子と考えられる市民を市民が密告する制度が整っている。北朝鮮では、「政治犯」として、体制に逆らう行動をとった人と危険人物として定め、強制労働収容所送りにさせる。ここで最も人々が恐れている制度が「連座制」である。つまり、自分が「政治犯」と認定されたら自分だけでなく、幼い子供や年老いた両親、いとこを含めた家族親類全員が収容所へ送られる
北朝鮮体制を聞くと、漫画「ハンター×ハンター」が思い浮かぶ。この漫画では、東ゴルトーという国が北朝鮮をモデルとして描かれている。そこでは、生活水準の低い国民たちを「情報統制」や「連座制」で縛る一方、国の幹部たちだけが裕福な暮らしをしているというものである。まさに、生き地獄という表現が正しいほどの様相であった
本題!アメリカが北朝鮮を攻撃できる大義名分とは
画像:Syria bombing @The Guardian
トランプ米大統領は、4月7日にシリアに対して、サリン等化学兵器を使用した理由で空爆を北部で行っている。トランプ大統領の就任演説でもあったように「イスラム国などのテロ集団をだろうする事は我々の最優先事項」という事なのである。アメリカ国内の大義名分としては、4月3日に北朝鮮をテロ支援国家として再指定する法案を下院で可決させている
アメリカ国外の大義名分としては、北朝鮮が何度も行ってきた核・弾道ミサイル開発(4月5日にも日本海に向かって弾道ミサイル一発を発射)である。また、マレーシアで北朝鮮の暗殺部隊が国家ぐるみで金正男氏を殺害した件が挙げられる。トランプ米大統領は、4月11日に「中国が協力を決断しなければ、われわれは独力で問題を解決する」と表明している
4月8日には、朝鮮半島臨む西太平洋に「カール・ビンソン」の空母打撃群を派遣している。空母派遣の背景には、1996年の台湾海峡ミサイル危機での成功体験(アメリカ群が「インデペンデンス」と「ニミッツ」という2つ空母を展開して中国軍を沈黙させた)があるとも言われる。「カール・ビンソン」が朝鮮半島に到着するのは4月25日と見られている
「カール・ビンソン」が朝鮮半島に向かっているにもかかわらず、金正恩が強気な姿勢を崩さない北朝鮮の軍事力の詳細や世界から見た北朝鮮・日本の軍事力評価等を以下の記事にまとめているためご紹介したい*
本題!第二次朝鮮戦争が起こった場合、日本の被害はどうなのか
画像:The korean war @emaze
まず、アメリカが軍事攻撃を仕掛けそうな日時であるが、韓国では4月27日が爆撃に適している日(新月で暗い夜空な為、ミサイルが目視しにくいい)として恐れられている。4月27日に至るまでに、北朝鮮ではさらなる核実験の可能性が各種イベント事に相まって出てきている
また、北朝鮮は4月25日の朝鮮人民軍の創建記念日に向けて、海外メディアを招待、そこで新兵器公開予定とされている。ネットでは、招いたメディアを人質に取るのではという噂も囁かれているほど。さらに、4月15日には故金日成主席の生誕105年(太陽節)に関連した行事にも海外メディアの記者(日本のメディア12社を含む)が招かれている
ここで気になるのが日本への影響である。北朝鮮が何度も発射実験を行ってきたノドンは発射から約10分で日本へ到着する。日本の自衛隊が配備しているSM3やPAC3等ミサイル迎撃システムは、日本の領空内に飛来してくるミサイルを100%の確率で打ち落す事はできない。また、一度に数十のミサイルを打たれたら実戦経験のない自衛隊では対処できなくなるだろう。4月9日(日)にAmebaTVで放送されたみのもんたのよるバズ!では、政策研究大学院大学の道下徳成教授が北朝鮮のミサイル攻撃によるシュミレーションを行い、東京がノドンの爆心地になった場合は死者42万人もありうるという見解を出している
また、日本へ難民が押し寄せるといった事も十分に考えられる。シリアを例に挙げると、2012年、推定2240万人と言われた人口のうちなんと480万人が国外へ難民として流出している過去がある。海を挟む事で大韓民国ほどではないが、難民がくる可能性はありうる、日本政府は対応に追われるだろう。米朝戦争の危機は、刻一刻と時計を刻んでいる、ここで戦争の兆候把握、日本の被害場所、緊急対処方法を以下にまとめています
本題!第二次朝鮮戦争の緊張が高まる中、日本人はどうすれば良いのか
画像:3 docs on death@now streaming
北朝鮮に対する中国、アメリカの動きは常にチェックしておきたいところである。中国が北朝鮮に対して、十分な制裁処置を取らない場合、米トランプ大統領は独自に実力行使に出ると行っている点をみると二国間の動きを注視したい。4月末までに中国から何の動きも見られないようであれば、緊迫状態がさらに増す事を心に止めておきたいところだ
4月15日の生誕祭と4月25日の創建記念日で何らかの行動(ミサイル発射等)が北朝鮮によって挑発された場合、大韓民国付近に近く空母からミサイルが打ち込まれる可能性がある事は憂慮しておきたい。その場合、私であれば大都市の中心部(東京23区や大阪中央区)には出来るだけ近づかないようにしたいところだ。。現在、北朝鮮は少なくとも日本に向けて200基を越えるノドン弾道弾に化学兵器弾頭を装着している。装着可能な核弾頭は約3発と言われている。そのいずれかが飛んでくる可能性がある
また万が一戦争(Xデー)が起こってしまった場合、日本海に面した所へ居住している人たちは、なるべく海から離れた所へ避難された方が良いかもしれない。万が一であるが。。おそらく朝鮮戦争が終了してから最も軍事的緊張感が高まっているのは今であろう。核ミサイルが一発でも日本へ着弾すれば尋常ではない被害が出るのは目に見えている
第二次朝鮮戦争へと突き進む北朝鮮が歩んだ建国から現在(時系列)
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)とは、日本が朝鮮統治から撤退(1945年9月9日)した後の1945年9月6日に朝鮮建国準備委員会によって朝鮮人民共和国が建国された
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1945年10月10日、平壌に朝鮮共産党分局が設置された
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1945年12月17日、第三回拡大執行委員会で金日成(キム・イルソン)が責任書記に就任した
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1948年9月8日には、朝鮮民主主義人民共和国憲法を制定し、翌9月9日に人民共和国の樹立を宣言して独立
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南北朝鮮両国が「朝鮮における唯一正統な政府」であると主張して1950年6月25日に朝鮮戦争が勃発した
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朝鮮全土が壊滅状態になった1953年7月27日に朝鮮戦争は、38度線を境に軍事境界線が制定され、休戦状態となった
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1966年、シリアと国交を樹立
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1967年には、金日成・満州派に対立する勢力が朝鮮労働党内から一掃されている
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1972年の札幌オリンピック以降、報道時に最初言う時は正式名称と略称を並称し、2度目以降は「北朝鮮」のみを用いるという呼称方法を用いている
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1972年には、朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法で公式に国家の運営しそうとして主体思想を明記
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1983年には、ミャンマーのヤンゴン(ラングーンだった場所)の「アウン・サン廟」で大韓民国の全斗煥大統領一行の暗殺を狙って「ラングーン爆破テロ事件」を引き起こしている
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1987年には、北朝鮮の工作員が偽造パスポートを使用して日本人になりすまし、大韓航空の旅客機を飛行中に爆発させるという大韓航空機爆破事件を起こしている
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1989年の東欧革命や1991年のソ連崩壊によって東側諸国との経済交流が断絶(ソ連からの重油供給停止)し、計画経済が悪化
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1992年には、中華人民共和国と大韓民国が中韓国交正常化を行った事に反発した金日成は中国の「裏切り行為」に対して、アメリカのビル・クリントン政権との交渉を優先する政策に出ている
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1994年7月8日には、建国以来ずっと国政を担ってきた金日成が死去。息子である金正日(キム・ジョンイル)が朝鮮労働党総書記へ就任
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1990年代半ばには、金日成死去、食糧の配給停止から内陸部の農村で餓死者が続出する
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2000年、韓国の金大中大統領と南北首脳会談を行い、6.15南北共同宣言採択に成功した
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2003年、北朝鮮は核拡散防止条約(NPT)から脱退
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2006年10月9日には、初めて地下核実験を行ったと発表している
画像:北朝鮮の核実験場・地下坑道への入り口「豊渓里(プンゲリ/P'unggye-yok)」@Google Earth
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2009年5月25日には、北朝鮮が2度目の核実験を行っている
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2010年11月23日、北朝鮮人民軍が北方限界線(NLL)を超えた大延坪島に向けて、砲弾約170発を発射、80発が着弾し、大韓民国の海兵隊員2名と民間人2名が死亡した延坪島砲撃事件が起きた
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2011年12月17日には、金正日が死亡し、三男の金正恩(キム・ジョンウン)を主体とする新体制がスタートする
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2012年以降、金正恩は、市場経済拡大を目指し、経済成長率や穀物生産量は上昇、一方で格差は広がる事となった
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2012年12月には、人工衛星を初めて軌道に投入する事に成功している。これに対して、国連安保理決議によって、制裁対象となっている
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2013年2月12日に、北朝鮮は3度目となる核実験(地下)を行っている
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2013年2月28日に、元NBAのデニス・ロッドマンが訪朝している
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2014年7月、中国の習近平国家主席は、最初の訪問先として北朝鮮ではなく韓国を訪問(1992年の中韓国交正常化以来初)している
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2015年10月には、朝鮮労働党創建70年記念パレードで金正恩と中国序列5位の劉雲山氏が親密さをアピール、金正恩は中朝関係を「血潮で以て結ばれた友好」「金日成主席同志と金正日総書記同志が残した最大の外交遺産」と称し、北朝鮮側がミサイル発射を中止している
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2015年から2016年にかけて、北朝鮮漁船とロシア国境軍の武力衝突で死傷者が出たり、北朝鮮当局のロシア船拿捕事件を起こしている
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2016年1月6日には、北朝鮮が4度目となる核実験(北朝鮮は水素爆弾実験と言っている)を行った
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2016年2月7日には、北朝鮮が人工衛星打ち上げ用とケット「光明星」と称する飛翔体(弾道ミサイル=銀河3号かテポドン2号の改良型と見られる)を南方(大韓民国側)へ向けて発射している
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2016年3月11日、中国当局は北朝鮮の弾道ミサイルを受けて、インターネットの検索エンジンで豚と検索すると金正恩主席が表示される検閲を解除した。。
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2016年9月9日、北朝鮮が5度目となる核実験を行った
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2017年2月14日、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで北朝鮮によって国家ぐるみで暗殺(VXガスと思われる=日本ではサリンと同様)された
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2017年3月1日、米国と大韓民国は、2ヶ月間にも及ぶ大規模合同軍事演習を開始した
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2017年4月3日、北朝鮮は、韓国軍の内部ネットワークへハッキングする事で、米韓軍の軍事作戦「作戦計画5027」(北朝鮮最終殲滅計画)情報を入手した
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2017年4月4日、トランプ政権は北朝鮮をテロ支援国家(英語ではState Sponsor of Terrorism)として再指定(2008年廃止)する法案を下院で可決した。審議は上院へ持ち越されるがほぼ決定か
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2017年4月5日、北朝鮮が日本の排他的経済水域(EEZ)の外と推定される日本海へ弾道ミサイル一発(KN15中距離弾道ミサイルと推定・60km飛行した)を発射した
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2017年4月6日、米国は中国の習近平国家主席との初会談中、シリアのシュアイラート空軍基地に対して、59発の巡航ミサイル「トマホーク」で攻撃した。これにより、レッドラインを北朝鮮が越えれば軍事行動を行う事を中国や北朝鮮へ示したと思われる
画像:米国によるシリアへの「トマホーク」攻撃@CNN Money
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2017年4月8日、米中首脳会談中にシリア攻撃を行った米国に対して、ティラーソン米国務長官の発言によると、習近平国家主席は北朝鮮に対してしかるべき行動をとる事に対して同意していると思うと述べられている
「President Xi clearly understands, and I think agrees, that the situation has intensified and has reached a certain level of threat that action has to be taken.」@Face The Nation
米国は原子力空母カール・ビンソンを中心とした第一空母打撃群(ミサイル駆逐艦2隻とミサイル巡洋艦1隻が含まれる)に対して、西太平洋まで北上するように命じた
北朝鮮外務省は、アメリカがシリア空軍基地へミサイル攻撃を行ったことに対して、「明白な侵略行為だ」と強く非難した上で、「核武力がアメリカの侵略策動を粉砕する」と非難し、核・ミサイル開発を推し進める姿勢を強調した
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2017年4月10日、米ティラーソン国務長官は、「シリア攻撃は核開発を進める北朝鮮への警告」であると発表
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2017年4月11日には、トランプ氏が「中国が協力をしなければ、米国単独で北朝鮮問題を解決する」とツイートしている
北朝鮮は、国営メディアを通じて「アメリカ軍が原子力空母を朝鮮半島の近海に派遣したことは我が国に対するアメリカの侵略に対する策略が実戦段階に入ったことを示す」という談話を発表し、強く非難した
北朝鮮は、最高人民会議で、金正恩朝鮮労働党委員長の側近であるリ・スヨン党副委員長をトップにそえた外交委員会を19年ぶりに復活させた
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2017年4月12日、菅官房長官が記者会見で、アメリカや韓国と緊密に連携しながら、朝鮮半島で在留邦人の退避が必要になる場合も含め、万全な態勢を取っていると強調した
中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)によると、習近平国家主席がドナルド・トランプ米大統領と電話会談し、北朝鮮に対して「朝鮮半島の非核化、平和の堅持、半島の安定、平和的手段による問題解決という目標」を中国は注力したいと伝えている。一方で、米国は「核武装した北朝鮮と共存するつもりはない」と反論している
日本政府が米政府に対して、北朝鮮へ軍事行動に踏み切る場合は、事前協議を行うように求め、トランプ米政権が理解を示した
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2017年4月13日、首都平壌に集まった日本メディアを含む約200人の外国人ジャーナリストは、北朝鮮当局から「大規模かつ重要なイベント」に備えるように伝えている
大韓民国のパク・クネ(朴 槿恵)元大統領(逮捕された)の代行であるファン・ギョアン(黄教安)首相は、韓国軍の特殊部隊視察を行い、北朝鮮に圧力をかけた
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2017年4月14日、米NBCテレビは、北朝鮮が6回目の核実験を強行すれば、通常兵器によって先制攻撃する準備をしていると報じている。巡航ミサイル・トマホーク(シリア攻撃で使用した様な)を発射可能な駆逐艦二隻を朝鮮半島海域に派遣
北朝鮮の韓成烈外務次官がAP通信のインタビュー語った内容は、6回目の核実験は最高指導部が判断した時期にいつでも実施可能というもの
中国国営の中央テレビによると、北京と北朝鮮の首都である平壌を結ぶ中国国際航空の便の運行を同月17日から停止すると報じている
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2017年4月15日、キム委員長の祖父にあたる故金日成主席の生誕105年「生誕祭」別名:「太陽節」として約200人の外国人記者が招かれ、大規模な軍事パレードが行われた。金正男氏が生きていたらディズニーランドの生誕祭に行っていたかもしれない
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2017年4月16日、北朝鮮は新浦付近からスカッドERと見られる約1,000km飛行(日本にはギリギリ届かない)する弾道ミサイルを日本海に向けて発射したが、発射後すぐに爆発し失敗
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2017年4月17日、韓国を訪問中のペンス米副大統領と韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行兼首相がソウルで会談、北朝鮮に対して「強力な報復措置」をとることで一致した
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2017年4月25日、朝鮮人民軍の創設85年を記念した大規模な軍事パレードが行われる予定
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2017年4月27日、米国が北朝鮮に対して軍事行動に出るのではと噂されるXデー(「新月」と呼ばれる日であり、月の明かりが深夜でも入らない真っ暗な日)*シリア攻撃も夜だった
参考URL:NHK NEWS WEB, BBCニュース, ドランプ氏のツイート, NHK NEWS WEB, NEWS Japan, 日本経済新聞,
米軍によると、北朝鮮が一度に日本本土へ発射できる弾数は4発(米軍がミサイル迎撃可能)であるが、米軍の予想に超えて15-20発程を一度に打てるならば、人口密集エリアである東京、大阪、名古屋、京都に住んでいるならば最新ニュースに注意したい。 ただ、いつかは対処しないといけない北朝鮮、いつ向き合うの?今?うーむ
*引き続き更新予定
今回、北朝鮮の1件で注目度がガクッと下がったのはお隣のパククネ大統領逮捕という事件である。こちらに関しても北朝鮮情勢をみる上で何か参考になるかもしれません。一応載せときます