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元韓国大統領は囚人503番・パククネの栄光と没落の歴史

最後までチェ・スンシル氏に操られていた韓国の大統領パク・クネ(朴槿恵)容疑者」とは、どんな人物だったのだろうか。最近では、韓国料理は好きだが、韓国人や韓国を国としては全く好きではないという人は増えてきているかもしれない。大統領経験者としては、不名誉だが、三人目の逮捕となった朴氏である。韓国大統領は、政権に不都合な事があれば反日的な国民感情を煽る事でこれまで不正を繰り返してきた、韓国大統領の行動を暴走させるきっかけになったのではと考えている

元韓国大統領が逮捕された事例として、不正政治献金事件で1995年11月に最初の逮捕者となったのは盧泰愚(ノテウ)氏(在任1988-93年)である。翌月には、前任の全斗煥(チョンドゥファン)氏(同80-88年)が79年のクーデターに絡む内乱容疑などで検察に出頭を求められた。盧、全両氏はそれぞれ懲役17年と無期懲役の判決が確定したが、後に特赦されている。また、4月3日には、韓国最大与党の共に民主党は、韓国大統領選の候補として文在寅氏を正式に選出している。それでは、パク容疑者は、どんな理由で逮捕されるに至ったのかを時系列で考察したい

f:id:makmako117:20170403034820j:plain画像:The Japan Times

パク・クネ(朴槿恵)容疑者の基本的なプロフィール

タイトル:大韓民国・第18代大統領
生年月日:1952年2月2日(65歳)
罷免日時:2017年3月21日
逮捕日時:2017年3月31日
移動した政党:ハンナラ党→韓国未来連合→ハンナラ党→セヌリ党→自由韓国党
大統領の任期:2013年(平成25年)2月25日 – 2017年(平成29年)3月10日(罷免)
財界デビュー:1998年に行われた国会議員補欠選挙で初当選
国務総理:鄭烘原 (2013 - 2015)、李完九 (2015)、黄教安 (2015 - )
出生内容:韓国の第5-9代大統領"朴正煕(パク・チョンヒ)"の長女として、大韓民国の東南部である慶尚(キョンサン)北道大邱市で産まれた
出身学校:聖心女子中学校、聖心高校、西江大学校電子工学科(中国語専攻)に進学。首席で卒業後に、フランスのグルノーブル大学に留学

パク・クネ(朴槿恵)容疑者が逮捕されるに至った理由とは

動画:日本ニュース@Youtube

2017年3月31日午前4時45分、ソウル拘置所で収監されたパク容疑者は、何の容疑で逮捕されたのであろうか。韓国のメディア「マネー・トゥデイ」によると、韓国の検察は、パク氏に対してなんと13にも及ぶ容疑を突きつけているという。代表的な内容は、職権乱用権利行使、強要未遂、公務上秘密漏洩、特定犯罪加重処罰法上の賄賂授受や第三者賄賂授受等である。反日発言をしていた裏では、私服を肥やしていたというパク氏に対して、開いた口が塞がらないのは私だけではないだろう

今回、逮捕を急ぎ踏み切った理由は、ソウル中央地裁が証拠隠滅の恐れがあると考えていた点が大きく、さらに主要な犯罪容疑が解明されていたからである。その容疑とは、13にも及ぶ容疑の中に入っていた賄賂に関する容疑であった。検察によると、パク容疑者は操られていた友人(影の大統領とも言われる)の女性実業家である崔順実「チェ・スンシル、1956年6月23日-」被告と共謀し、最大財閥のサムスン電子副会長(李在鎔「イ・ジェヨン、1968年6月23日-」)から約298億ウォン(約30億円)の賄賂を秘密裏に受け取った疑いがあり今回の逮捕に至った

チェ・スンシル氏の言葉を引用

「国民の皆さん許してください。死ぬほどの罪を犯してしまった。」

パク・クネ氏の言葉を引用

「チェ・スンシル氏は、かつて私が『困難な時』に助けてくれた人です。」

また、少し興味深かったのは、3月12日に大統領公邸を後にした際、愛犬9匹を置き去りにしたと動物愛護団体が避難している点である。結局、愛犬9匹は、大統領府である青瓦台によって面倒を見られているようだ。。というか愛犬9匹もいたのかという点に驚きである

パク氏が歩んだ大統領、囚人へと転落した歴史的経緯(タイムライン)

f:id:makmako117:20170403052032j:plain

画像:Wedge Infinity

1952年2月2日:韓国の第5-9代大統領"朴正煕(パク・チョンヒ)"の長女として生まれる

1965年:聖心女子中学校に在学中、「ユリアナ」という洗礼名を授かる

1974年8月15日:フランスのグルノーブル大学へ留学中、朴正煕夫人の陸英修氏(母のユク・ヨンス)が在日韓国人の文世光()によって射殺された文世光事件(ムン・セグァン事件)が起きた。朴氏は、フランスから帰国し、この時から母の代わりにファーストレディを務めることとなった

※この事件は、日本から独立記念日である光復節の祝賀行事がソウルの国立劇場で行われていた最中で起こった。犯行は朝鮮総連が関与していたにも関わらず、日本政府が明確に認めなかった事もあり、朴氏はこの時から国交を断絶してでもいいというほど反日感情をあらわにしていたという。ここから朴容疑者の日本嫌いは本格的に始まった

1979年10月26日:母が殺されてから5年後、大韓民国のソウル特別市で、朴正煕大統領が金載圭大韓民国中央情報部部長によって殺害されるという朴正煕暗殺事件(10・26事件と韓国では呼ばれる)が起きる

1998年:国会議員補欠選挙(大邱広域市達城郡)に当選し政界入り、ハンナラ党副総裁など党の要職を歴任

2002年(平成14年)2月:ハンナラ党を離党

2002年5月17日:大統領選に向けて新党「韓国未来連合」を結成

2002年11月:新党を辞めてハンナラ党へまさかの逆戻り

2004年(平成16年)3月23日:女性党首としてハンナラ党の代表へ就任

2004年4月:総選挙では、ハンナラ党に対する国民の批判にも負けず、知名度と人気で当選した事から「ハンナラ党のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた

2005年(平成17年)10月5日:ハンナラ党代表として日本と韓国が領有権を争う「独島(竹島)」へ上陸

反日感情を煽る事で支持層を広げていったのであろう

2005年11月8日:ニューライツ全国連合創立大会へ参加

2006年(平成18年)5月17日:日本訪問の際、小泉純一郎首相と会談した

※上記会談は、小泉首相が国際的なイベントで日本が韓国を植民地していた事を間接的に認め、謝罪をしていたから実現したのであろう

2006年5月20日:小泉首相と会談した3日後に暗殺未遂を受ける事となる。パククネ氏が、第4回全国同時地方選挙の支援遊説中、池忠浩(傷害罪で10年のみ懲役)氏に買ったナイフで切りつけられ顎あたりを60針も縫う重症をおった

※韓国人は本当に血が上りやすいものである

2007年(平成19年)8月20日:党大会で行われた大統領候補党内予備選挙で李明博(イ・ミョンバク)元大統領に華々しく破れる

2008年(平成20年)4月:第18代総選挙で、世間の知名度と人気から得票率88.6%を集め4度目となる当選を果たしている

2010年(平成22年)12月27日:大統領選挙への執念を燃やし、政策研究のために国家未来研究院を発足させた

2011年(平成23年)12月20日:朴槿恵氏は、全国委員会で非常対策委員会委員長に選出された

2012年(平成24年)2月7日:党名を「ハンナラ党」から「セヌリ党」へ改称した

2013年(平成25年)2月25日:大韓民国・第18代大統領に就任した

2013年3月7日:国連安保理の北朝鮮制裁決議(2094号)を全会一致で採択

2013年5月5日:大統領に就任してから初の外交・首脳会談としてアメリカ合衆国のオバマ大統領を訪問し、北朝鮮に関して議論を交わした。渡米中、パク氏の広報担当者である尹 昶重(ユン・チャンジュン、1956年7月17日 - )市のセクハラ事件が発覚し、就任早々赤っ恥をかく事となった

2013年6月6日:北朝鮮は、制裁決議を受けて、韓国に対する挑発と威嚇を中断、開城工業団地再稼働の問題を協議するよう韓国に提案、譲歩する形となった。この時の国民支持率は63%と非常に高かった

2014年(平成26年)4月16日:大韓民国の大型旅客船「セウォル号(世越)」が、全羅南道珍島郡の観梅島(クヮンメド)沖海上で転覆・沈没したフェリー事故が発生した。事故直後、パククネ氏が90分間もの間ヘアセットをしていたことが批判の的となった。また、「空白の7時間」の間、男性との密会説や美容整形に行っていたという情報も出ている、一国の大統領が取る行動では、もはやなかった。この時の国民支持率は40%と就任以来過去最悪となった

※セウォル号での自身の失態から国民の目を向けさせようと反日感情を煽るも失敗。本当どうしようもないおばあちゃんだ。。

2016年(平成28年)10月:パク・クネ政権にトドメを刺す事件「崔順実ゲート事件 (チェ・スンシル ゲートじけん)」が起きた。大統領府付属秘書官を務めていたチョン・ホソンが崔順実(チェ・スンシル)へ政府高官の人事案を含む180件の情報(47件が「公務上の秘密」)を流していたという問題である

2016年10月25日:朴氏は、機密性の高い内部文書の民間人への提供を認めて国民へ謝罪する事となった、逮捕へのカウントダウンが刻一刻と近づいていた

2016年10月29日:韓国の検察当局は、大統領府の家宅捜索を見送り関係書類の任意提出のみを受けた。この時、第一次デモ(約3万人参加)が行われた

2016年10月31日:韓国の検察当局は、崔順実容疑者を緊急逮捕し、裁判所に逮捕状を請求

2016年11月2日:朴は野党系の人物を首相に据えるなど内閣改造を実施しようとしたが野党側が公聴会を拒否した

2016年11月5日:首都ソウルで20万人が参加する大規模な第2次デモが起こった

2016年11月8日:韓国の検索当局がサムスン電子を家宅捜索

2016年11月12日:朴氏の退陣を求めるため26万人が参加した大規模な第3次デモが起こった

2016年11月18日:教育部は、順実の娘が梨花女子大学へ不正入学・単位取得していたことを認定、大学教授らを刑事告発した

2016年11月19日:首都ソウルで最大50万人が参加する大規模な第4次デモが起こった

2016年11月20日:韓国の検察当局は、崔、安鍾範、チョン・ホソンを起訴。その後、中間捜査結果を発表し、崔と朴が共謀関係にあると決定する判断を下した

2016年11月25日:韓国の世論調査機関である「韓国ギャラップ」の世論調査では、大統領支持率が前週より1ポイント下落して4%、不支持率は93%という、不名誉ながら歴代大統領の大統領支持率の過去最低記録を更新する事となる

2016年11月26日:首都ソウル中心部で150万人が参加する大規模な第5次デモが起こった

2016年11月29日:パク氏は、国民に自らの進退をすべて国会に委ねる意向を発表した

2016年12月5日:ソウル氏教育庁は、順実の娘「チョン・ユラ」が虚偽の公文書を使い出欠をごまかしていた事をつかみ、高校の卒業資格を取り消した

2016年12月6日:一連の疑惑を調査するため、国会は特別調査委員会の聴聞会を開催し、韓国を代表する9つの財閥(サムスングループ・ロッテグループ・現代自動車グループ・SKグループ・LGグループ・ハンファグループ・韓進グループ・CJグループ・GSグループ)のトップよ呼んで証言を求めた

2016年12月9日:国会で朴氏の弾劾訴追案の採決が行われ、賛成234、反対56で可決。朴氏は職務停止となり、黄教安国務総理が職務を代行する事になった

2016年12月21日:ドイツ滞在中のチョン・ユラ氏に対して業務妨害容疑で逮捕状を取り、翌日の指名手配に繋がった

2017年(平成29年)1月1日:デンマーク警察がチョン・ユラ氏を不法滞在容疑で逮捕、韓国側は早期引き渡しを求めている

2017年3月21日:大韓民国の検察は、朴槿恵を収賄容疑で14時間にわたって事情聴取を行った。この聴取の結果を受け、朴槿恵に対し3月27日に裁判所に逮捕状を請求する事となった

2017年3月31日:朴槿恵は逮捕された。大統領経験者では、全斗煥(1996年に粛軍クーデター・光州事件などにより逮捕)、盧泰愚(1995年に軍刑法違反などで逮捕)以来3人目の逮捕者へと人生が転落した

2017年4月17日、パク・クネ容疑者は、約56億円の収賄容疑で起訴された

 

Writer:三好真
高校時代の偏差値38のビリで元ジャニーズJr.、ウルトラマン隊員。Startup起業、慶應義塾大学を卒業後、米系コンサル(Deloitte ConsultingのStrategy部署)でタイ駐在・USA/イスラエルとのオープンイノベーション案件に関わる。海外旅をしながら、ベトナム・タイとの輸出入ビジネス・コンサルティングを行っている