Bilijohnnys

元ウルトラマン隊員・IT社長のFreelance Life

コスパ最高!ホーチミン・メコン川クルーズの概要と注意点

f:id:makmako117:20170401223607j:plainホーチミン(サイゴン)に来たら絶対行って欲しい場所!それがメコン川クルーズである。てるみくらぶ破産でツアー旅行に不安が残る中、ベトナム・ホーチミンにビジネスで滞在し、日帰り・ミトー経由でメコン川周遊ツアーへ行ってみた。澄み渡る理想的な快晴で、メコン川を最大限楽しむことができたため天候に感謝したいところ。朝から昼の時間帯、美しいマングローブからの木漏れ日を見ながらメコンデルタでクルーズツアーを楽しむのはサイゴンの醍醐味の一つ

今回は、 メコン川クルーズを頼んだ際にかかった値段(旅費)、当日来て行った服装、お願いしたツアーを手配する旅行代理店(英語)、周遊の時間別スケジュール、ツアー全体を通しての注意点をご紹介していきたい。筆者の弟がベトナムの旅行代理店(TNKトラベル)で働いているため、そちらの情報もご紹介

ホーチミン・メコン川クルーズを最大限楽しむために

アジア最大規模の川・メコン川とは 

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メコン川の全長は、約4200キロに及び、源流はチベット高原であり、そこから中国の雲南省を通り、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムへと流れている。メコンの名は、タイ語に由来しており、メーはメーナーム(川)を短略化した語で、コンはサンスクリット語のガンガ(ガンジス川のように偉大な川)から由来しているようだ

メコン流域は、世界の中でも生物多様性ある地域で、1200以上の魚の種が生息していると言われている。私もお目にかかったことはまだないが、メコン川にはなんとイルカが生息しているという、名前はそのまんま「メコンイルカ」。メコン川に文明が栄えていた最も古い痕跡は、紀元前2100年、鉄器時代のバーンチエン遺跡である

メコン川流域では、中国によるダム建設によって水位低下環境破壊していると言われている。全く中国は、いつも周辺諸国に迷惑をかける厄介な国であるw

1. 周遊ツアーの予約方法や値段(Vietnam Fun Travel & TNKトラベル)

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画像:Vietnam Fun Travel公式HP 

メコン川周遊を予約したのは、こちらVietnam Fun Travelという会社で、日本にいながら格安でメコン川ツアーが予約できるのでオススメの会社である。今回お願いしたのは、VF88: Mekong Delta Day Tours Vietnam (ミトー・ベンチェ間)であり、英語ツアーな為、ヨーロッパやアメリカ、モロッコから来ている参加者と楽しむことができた

Vietnam Fun Travelの基礎情報
ツアー内容:グループツアー(プライベートツアーも完備)
スケジュール:日帰り(1泊から3泊等、メコン川付近で泊まれるプラン有り)
参加費用:25$(日本円で約2500円)、プライベートツアーは42$(日本円で約4300円)
予約・決済方法:銀行振込、クレジット(Visa, Master, American express)、ペイパル
キャンセルポリシー:出発予定日の20日前なら無料で全額返金可能、その後は少額のキャンセル費用あり(日帰り)
予約日時変更:出発日時の一週間前なら無料で変更可能、その後は少額のキャンセル費用あり(日帰り)

今回は、ツアーを上記会社へ予約したが、宿泊したホーチミン市にあるホテルで予約することも可能である。ホテルによっては、ホテルのマージンを入れて請求する為、ツアー価格には注意が必要である。ホテル予約であれば、観光バスがホテルまで迎えにきて連れて行ってくれる

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画像:TNKトラベル公式HP

筆者の弟が働いているこちらTNK&APTトラベル Japanは、ホーチミン(ドンコイ・デタムオフィス)とハノイに窓口を置く日本人向け旅行代理店です。日本人だけでツアーに行きたい!英語で説明されてもわからない!という人向けに、日本人向けツアーが用意されているのが特徴だが、値段は39$(日本円で約4000円)とVietnam Fun Travelの25$と比べて約1.6倍日本人が直接対応してくれるため英語ツアーよりはコストが少し高い

しかし、Vietnam Fun Travelと違うのは言語だけではないようだ。実際に、25$ツアーは最低限必要なものに限られている。例えば、TNKトラベルがツアーに含めているはちみつ農園や集団撮影などは英語ツアーには含まれていなかった

2. メコン川クルーズへ行く際の服装や持ち物等 

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メコン川ツアーでは、水の上を小舟やクルーズ船で行くため、水に濡れる心配はしなくてよかった。強いて言うなら、水の上では紫外線が川に反射して顔に当たるため日焼けをかなりしやすい。気にされる人は、長袖をきて帽子(ベトナムのお土産にもなる三角帽子がおすすめ)を装着、日焼け止めは必須である。ベトナムでは、トイレットペーパーが用意されていないトイレが多いため、ポケットティッシュを持っていくのは必須。また、突然スコールが降る可能性が高いため、レインコートはあったほうが良い

それに、もちろん欠かせないのがカメラ(一眼レフやデジカメ等)!メコン川クルーズでの撮影ポイントは、ベトナム独自のお墓、メコン川を渡るカヌーの様な小舟、ベトナム独自の楽器演奏、クルーズ船やカヌーから見えるマングローブの森、無料で付いてくるベトナムのランチ、マングローブに生息するヘビ等たくさんある。

3. 実際に行ってみたメコン川周遊・英語ツアーのスケジュール 

6:30:ベトナム・ホーチミンのホテルで早朝に起床、飛び起きて支度 

7:30:Vietnam Fun Travelから指定された待ち合わせ場所へ 

7:45:サイゴンからミトーへ観光バス(エアコンあり)で出発!

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バスの中は、空席が少しはあると思いきや満席。そして、日本語ツアーでは絶対ありえない盛り上がりを見せるバス車内、バスガイドのベトナム人男性(英語圏へ留学していたのではと思うほど英語が流暢であるw)がよしもとのお笑い芸人かのようにツアー参加者の爆笑を誘っていくため、一度は試してほしいw 

盛り上がる車内で気になったのは、ヨーロッパ人二人組の男女(全く知らない他人同士の二人)が目の前の席で盛り上がり、このままカップルになりそうな勢いだw。メコン川クルーズよりも二人組に気になり始めたところで、ミトーへ到着

9:30:ベトナムのミトーへバスが到着

ミトーへ到着した我々は、ベトナム独自の墓地マングローブ林が続く通りを歩きながら、メコン川へと目指していった。ボートに乗る前には、休憩を取ると言われ、途中でロッジのような場所へ到着。ここで、ベトナムの楽器を使用した演奏会が突然始まった

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この方々はいったい誰なんだろうか、ベトナム語で歌われてもさっぱりわからずに、なんとなく聞いているという状況ww、興味深いといえば興味深い感じだった。ベトナムの曲を聞いたことがない私は、歌がうまいのか音痴なのかもわからず、周りの景色を見ながらバックミュージックとして聞いていた程度だったが地域復興にはなるのだろうと納得

f:id:makmako117:20170402073141j:plain演奏会が終わると、プラスチック製の椅子とテーブルが用意され、フルーツを恐る恐るいただいた。東南アジアに訪れた際に一度は食べてもらいたドラゴンフルーツパイナップル、それにお茶を朝食としていただくことになった。 味は、、、まあまあ

10:30:演奏付きの朝食を済ませメコンデルタへいよいよ出発!

f:id:makmako117:20170402073400j:plain画像のように、狭い乗り場へ並び、5人は乗れそうな手漕ぎカヌー?へ搭乗するため待っている人をみると、まるで行列ができるラーメン屋のようだ。並んでいる時からオンボロな小舟で沈まないかどうか心配する一方、わくわく感もあった。。しかし、小舟は思ったより安定しており、沈む!!なんていうことは当然なかったので、興味がある方は安心してほしい 

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小舟から降りた先では、メコン川クルーズでココナッツキャンディーの製作現場へと立ち寄ることになった。驚いたのは、キャンディーの作り方である。ココナッツの液体を固めるために熱い釜に入れ、固まったら画像にあるホラー映画に出てきそうな包丁で大胆に切っていくのだ。そして冷めた後に、キャンディーを人海戦術で包んでいき、袋に入れて販売するというのだ。なんとも人件費が必要な作業だ。。ココナッツキャンディー自体は、数十個入って1ドル前後、決して高くないが、製作している島(タイソン島)では結構な収入源になる模様だった

嬉しいのは、普段は食べる機会がない「できたてホヤホヤのキャンディー」をいただくことが出来たこと、本当美味しくてビビった。。日本でもキャンディー工場と名して、熱々キャンディーを売っても良いのではないかと。誰かお店を出してくれないものかw

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ココナッツキャンディーを美味しくいただいた後、陽気なにいちゃんが声をかけてきた。なんとメコン川クルーズ参加者にテキーラを振る舞ってくれるというのだ。それもかなりのアルコール度数(50以上あったとかw)、テキーラ好きにはたまらないかもしれないが、飲み過ぎると後々のツアーに支障がでるため要注意だ。。

ここでは、ココナッツキャンディー以外に、ココナッツジューステキーラ等、色々なお土産を購入することができる場だった。この後、お土産を売っている所へは寄らない為、必要な人はここで買っておくと良いだろう

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立ち寄ったタイソン島でココナッツキャンディーとテキーラを楽しんだ我々は、アナコンダを体に巻くあなこんだおじさんに出会ったw。メコン川クルーズで一番の衝撃!アナコンダを首に巻きつける日が来るとは、初体験ながら生温かいスカーフのような蛇を首に巻きつけることになったw。とりあえず、毒はないとわかっているもののドキドキである。。

こらこらお父さん、子供にアナコンダを巻いちゃダメ!絶対!と思ったが、お父さん本人は相当楽しそうだった、本当にスマイルマックス。息子は、なんとなく嫌がっているようには思えるが

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12:00:クルーズ船へ乗り込み、メコン川を楽しむ旅へ出発!*ここからは手漕ぎボートへは戻れない為、写真を撮り忘れに注意が必要だ

アナコンダを堪能した我々は、ツアーの目玉であるクルーズ船へと乗り込んでいく。はい、現れた。。変態おじさん登場!しかし注目すべきは、後ろに乗っているクールな人たちの顔である。何?なんか文句ある?と言わんばかり? 

f:id:makmako117:20170402075840j:plain12:30:壮大なメコン川クルーズも終盤、昼のランチタイムで締めくくり

ランチでは、象耳魚というメコン川で取れる魚をフライで揚げたものを食すことができる。おそらく塩と胡椒しか入っていないのかなという味付けだが、非常に美味である。見た目はピラニア?にも見えなくはない魚だったが、想像より美味しかった

15:00:メコン川クルーズを満喫し、永長寺へ出発

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永長寺は、19世紀初頭に建立された椰子の木々に囲まれた仏教寺院であり、普通の寺院とは違った空気感を感じる場所だった。どの角度にいても仏像がこちらを見て笑っているのは中々異様な感じだった。ちなみに、ツアーのスケジュール次第でこちらのお寺に寄れるかどうか決まるようだった

18:00:ホーチミン市(サイゴン)へバスで到着

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最後に、メコン川クルーズの値段は、ベトナムの最低賃金や平均賃金が上がっていくに連れて吊り上げられつつあるようなので、格安ツアーと認識できるうちに行って見てほしい。25$でこれだけ多くの体験ができるとは、非常にコスパの良い英語ツアーだったに違いない!と満足した1日であった。

ベトナム旅は、まだまだ続く。。

 

Writer:三好真
元関ジャニJr.、ウルトラマン隊員。Stanford大学への留学後、慶應義塾大学卒業して、米系コンサルでタイ駐在、30ヶ国のバックパッカー旅を楽しむ。今は、ベトナムを拠点にビジネスを行う傍ら、訪れたコスパの良い場所をブログで伝えたい