第二次朝鮮戦争の兆候把握、爆撃場所、緊急対処を独自予想
15日、北朝鮮の近海に米原子力空母カールビンソンが迫る中、大規模な軍事パレード(弾道ミサイル「北極星」初公開)が不気味な緊張感に包まれて終わった。14日には、トランプ米政権が最強爆弾と言われている「全爆弾の母」を史上初めて使用、イスラム国へ向けて投下した。この爆弾は、大規模爆風爆弾(MOAB)と呼ばれるもので、通常兵器としては最大の破壊力を持つものであり、ISISが潜伏している地下施設を標的にしていた。
重さ約10トン(広島型原爆は5トン)にも及ぶ爆弾(MOAB)は、輸送機から投下される上に、衛生誘導で標的をターゲットに爆撃するため、非常に命中精度が高いものである。さらに威力は、爆心地から半径600メートル圏内を跡形もなく吹き飛ばすほどであり、北朝鮮当局も焦りの色を隠せないだろう
画像:The US unleashed the 'mother of all bombs' onto an ISIS target in Afghanistan @ Business Insider
このタイミングで、米国が地下トンネルにいる標的をターゲットに最強の通常兵器を使う意味は一つ。たとえ、北朝鮮の金正恩(独裁国家に君臨する黄金の豚)が地下に隠れて、指揮をしながら第二次朝鮮戦争を初めても戦う術があると言うことを示しているに違いない。米国が北朝鮮を威嚇し続ける最中、金正恩政権が第6回目となる核実験を強行しようとしている
トランプ米政権は、北朝鮮がアメリカに届く核兵器を所有したとすれば、死を意味すると会見で語っていた。今回の核実験で、米国に届く可能性のある核爆弾が作られる可能性は高い。そんな中、北朝鮮が実験を強行すれば、米国がシリアやアフガニスタンの様に、多少の空爆を行う事が高確率で予想される。これに対して、金正恩は向かい打つ姿勢であるが、子豚君にはどうやっても米国に勝つ事は出来ない。。
日本にいると感じないが状況証拠だけ照らし合わせれば、いつ戦争がおきても全く不思議ではない。むしろ、今まで戦争が起きなかったのが不思議というくらいである。米朝戦争が勃発すれば、北朝鮮の宣言通り、在日米軍基地をミサイルで攻撃、最悪のケースでは、核弾頭を搭載したノドン(200発の弾道ミサイルが日本に向けて配備されている)で人口密集地が攻撃される。そこで、戦争勃発の兆候と日本人が対処すべき事についてまとめてみた
画像:A US Air Force C-130J Hercules aircraft in Alaska on July 20 @Business Insider
第二次朝鮮戦争の勃発を事前に見極める兆候把握と緊急対処方法
戦争さえ厭わないと国営放送で流す北朝鮮とはどんな国なのか
画像:U.S. military buzzes North Korea with B-52 after nuke test
北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)の首都は平壌、人口は約2515万人。第一次朝鮮戦争を経て朝鮮半島が半分に分かれた際に誕生した国であり、1948年9月9日の建国以来、豚さん一家三代(キムイルソン→キムジョンイル→キムジョンウン)が統治してきた国である。豚という呼称は、2016年に中国のSNSで話題になった彼らの呼び名から拝借した。
現在国のトップは、金と権力に溺れた豚、、いやいや金正恩総書記であり、北朝鮮では国の最高指導者が政治と軍の最高指揮権を有する。ちなみに、軍の将校であっても軍隊を動かす権利は持っておらず、常に朝鮮労働党委員会の承認を得る必要があり、軍事クーデターを起こさせない仕組みが整っている。また、国内に住む市民は生まれながらにして階級(3つの身分制度があると言われている)を背負う事になる、強制収容所と言われる処罰されたものが行く場所で生まれた子供は6歳から強制労働をさせられ、一生奴隷以下の生活を強いられる事になっている。北朝鮮国内で行われてきた恐怖政治に関しては、以下にまとめています
国外的には、テロ行為を国家ぐるみで行い、平和を約束する代償として経済援助金を引き出す「瀬戸際外交」を常に繰り返してきた。そして、その経済援助金は、平壌に住む富裕層へほとんどが当てられ、雀の涙もない援助金の残りが中間層、貧困層へと供給される。いわば、詐欺と犯罪を行う事によって富裕層が豊かな暮らしを謳歌する犯罪国家である。北朝鮮が今まで、どのような犯罪行為や瀬戸際外交を行ってきたのかに関しては、以下にまとめています
ここで本題!米朝戦争が勃発するかどうか直前に見極める兆候とは
画像:North Korea Said To Be Preparing Nuclear Device Detonation; Test Site Is "Primed And Ready"@zerohedge.com
現状を整理すると、北朝鮮が第6回目の核実験を強行した場合、アメリカが北朝鮮本土に対して空爆を行った場合、何れにしても第二次朝鮮戦争が勃発する可能性が高まっている。最も直近の理由は、13日、アメリカのNBCニュースによると、トランプ政権が北朝鮮が核実験をしようとする確証が得られた場合、通常兵器で先制攻撃する準備を進めていると述べている点。また、14日、北朝鮮外務省のハン・ソンリョル次官は、アメリカのAP通信に対し「最高指導部が決断すれば実施する」と話している点である
北朝鮮側が示唆する戦争の兆候
戦争の兆候としては、引き金を引く可能性がある核実験を行うか否かと言う点である。北朝鮮が核実験を行おうとしている豊渓里(プンゲリ)では、穴掘り作業や装備の運び入れが完了したと、米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所の北朝鮮問題研究グループ「38ノース」によって12日に語られている。今後の悪い兆候としては、一気に実験場への人員が増員されたり、配置が変わると言う情報が出た場合である。前回の5回目の実験では2016年4月末に人員が増員され、9月9日には核実験が行われている
また、次に核実験を行うとすれば米国から攻撃を受ける可能性、そして反撃して戦争することを考え、他国にいる北朝鮮からの派遣員に対して何らかの指示を出す可能性がある。例えば、日本であれば朝鮮総連の北朝鮮関係者の動きに何かしら不穏な点があれば、核実験の兆候が高まっている可能性があると言えるかもしれない
また、北朝鮮が核実験を行うのは、国にとって重要な記念日である場合が多い。「初めての核弾頭爆発実験」と称した5回目の核実験が9月の建国記念日に行われ、4回目の核実験は金正日(ジョンイル)総書記の誕生日2月16日前に行われている。そして今日4月15日は故金日成の誕生日であり、4月25日には朝鮮人民軍創設記念日を迎える。次のイベントである7月27日の祖国解放戦争勝利記念日まで3ヶ月以上期間が空くため、4月に核実験が強行される可能性が非常に高いのである。そうであれば、記念日や前後である4月15日か16日、4月24日、25日、26日辺りが危険日と言えるかもしれない
アメリカ軍が示唆する戦争の兆候
アメリカ軍が北朝鮮を通常兵器で攻撃する可能性があるとすれば、直接攻撃を受けた場合(これはおそらく可能性は低い)、アメリカに到達する核ミサイル攻撃が可能になった場合である。また、アメリカは北朝鮮が米国に届く核ミサイルを作る前に先制攻撃をすると言っている為、北朝鮮に6回目の核実験を行う上記のような兆候がある場合、実験が行われなくても通常攻撃(トマホークと予想される)やネイビーシールズ(米国海軍の最強部隊)による金正恩暗殺作戦が強行されることはあり得るだろう
先制攻撃が予測されている日程は、上記の日程以外に27日がXデーとされている。理由は、4月27日が新月と呼ばれる辺り一帯が暗くなる夜空に覆われる日であり、空爆作戦や潜入作戦にはうってつけである為だ。また、シリアの爆撃と同様、攻撃が行われるとすれば深夜〜早朝にかけての可能性が高い
北朝鮮が核ミサイルを万が一発射して、日本に着弾した場合の被害想定を以下にまとめています
ここで本題!米朝戦争が勃発した際に狙われやすい爆撃場所とは
画像:憲法9条と集団的自衛権@geocities.jp
テレビ報道で韓国へ旅行に行っている人がインタビューでお気楽に「韓国は安全な空気が漂ってるし、そんな気にすることもないじゃん?」とお馬鹿面で言っている小物を報道する事に目が余る一方、私であれば4月に大韓民国へ旅行へ行く事は避けておきたいところである。特に北朝鮮との国境が近いソウルなどはできれば避けたいところである。南の釜山であれば、北朝鮮の短距離弾道ミサイルの射程距離から外れる為、許容範囲ではある
また、北朝鮮当局によると、戦争になった場合、真っ先に狙われる日本のエリアは在日米軍が駐屯する基地であると述べている。北朝鮮が保有するノドン200発の精度は最近上がってきている、また米軍が破壊できるとはいえ、基地の半径30kmには私であればあまり近づきたくないところである。特に、半径5km圏内〜30kmが危険である、在日米軍がもっとも重視するのは基地破壊を阻止する事である為、集中して一つの基地を攻撃された場合、近隣へ落ちる爆弾に手が回らない可能性が出てくるからである。どこの米軍基地が狙われやすいのかと言うと、以下の順に考えられる
危険度1位:横須賀基地(神奈川県)
横須賀海軍施設(基地面積3位)は、在日米軍の指令本部であり、第七艦隊空母ロナルド・レーガン母港であり、近くに厚木航空施設(空母艦載機本拠地)や東京の横田基地(在日米軍司令部・国連軍後方司令部がある)がある為、攻撃される危険性は一番高いがミサイル迎撃が最も整っている施設でもある。また、神奈川県の米軍基地は、近くに人口密集地が多い為、狙われる危険性が最も高いエリアと記述している
危険度2位:三沢飛行場(青森県)
三沢飛行場は、メディアにあまり登場しないが、米軍が日本で構えている基地面積の中で全体の2位の大きさを誇っている場所である。また、北朝鮮のミサイルがまだまだ飛行距離や精度が未発達の部分がある場合は、北朝鮮から攻撃がしやすい位置にあり、米軍への被害を多く与えられる三沢基地を攻撃する可能性が高いと考えた為、2位としている。個人的には、青森が近隣住民が被害に遭われる可能性が最も高いと推察する
危険度3位:嘉手納飛行場(沖縄県)
メディアでの登場回数がおそらく最も多いであろう沖縄の米軍基地、もううんざりと言うほど報道回数が多い場所だが、米軍基地の面積も堂々の全国1位、メディアの注目度も全国1位な為、北朝鮮は狙いたい場所でしょう。しかし、沖縄への長距離弾道ミサイルを発射すれば打ち落とされる可能性が高いと考えるのは自然である。距離が長い上に、周りは海に囲まれている環境では米軍にとってミサイル迎撃がしやすい環境と考えられる為、北朝鮮が打ってくる可能性は低いかもしれない
北朝鮮の戦闘力や日本の防衛力、そしてミサイルより恐るべきと言われる特殊部隊員等に関しては以下の記事でご紹介させていただきたい
ここで本題!米朝戦争が勃発した際に日本人はどんな行動をとれば良いのか
画像:全国瞬時警報システム(J-ALERT:ジェイアラート)@品川区公式HP
ミサイル発射直後にとるべき行動とは
北朝鮮から日本本土に向けて、核ミサイルや通常ミサイルが飛んでくる際には、ジェイアラートが鳴り響く事になっている。こちらのアラートは、24時間自動的に放送するシステムであり、深夜や早朝にかかわらず放送される事になる。放送は、お住いの市区町村の防災行政無線を自動的に起動させて行われる。また、弾道ミサイルによる武力攻撃情報は、内閣官房から消防庁のシステムを経由して、市区町村に提供、そのあと各地の屋外スピーカーが自動的に立ち上がるようになっている。消防庁は、大手携帯キャリア3社(Au, Docomo, Softbank)と提携している為、対象の住民に対して地震速報の時のように緊急速報メールが通知される
14日に放送された直撃Liveグッデイの小野寺元防衛大臣によると、Jアラートがなった場合には、すぐに近くの屋内に避難し、そのあと国の報道を待ってほしいとのこと。しかし、国の報道や日本のテレビメディアでは情報伝達が遅い、またツイッターの情報は公式アカウント認証マーク以外からのツイートに関しては信憑性が薄い。ここでチェックしたいのは、米国のインターネットニュースサイト「CNN」や「ロイター通信」の速報である、そちらをチェックすることで最新情報が入手できるはずである
ミサイル発射に備えて行うべき最低限の準備とは
実際に、北朝鮮が日本各地にノドン200発を打てば、日本全体の被害はおぞましいものになるに違いない。公共交通機関は市民からの電話でパンク状態になり、警察や救急隊員は爆撃された場所へ駆けつけるのに手一杯、政府は日本各地の情報を集めるのにあたふたするだろう、まるで3.11の大地震の時のようにロジスティックが麻痺する為、コンビニやスーパーに商品が陳列されなくなり、食料の争奪戦が始まるだろう。そんな時に、長期間保存できる食料を少しでも備蓄していれば、天の恵みとなるに違いない
また、ミサイルによって被害を受けてしまった場合の応急処置セットや猛毒ガスのサリンが着弾した場合に備えてマスクを少し多めに備蓄しておいてもいいかもしれない。また、米国が先制攻撃を行うとすれば深夜か早朝の可能性が高い為、懐中電灯やロウソクは常備しておいても損はなさそうである