やさしいSEO教室「Google検索エンジン最適化・スターターガイド」
ブログ運営で最も重視すべきポイントはSEO対策!と考えている人も多いでしょう、前回紹介したオススメの無料ブログ10選でも最重要視してるのはSEOだということに少し触れてみた。はてなブログやFC2ブログがSEOに強い無料ブログサイトだという事を書いた一方、今回は、基本からある程度の応用までどうSEO対策をすべきか触れていきたい
Q1:SEOって良く聞くけど何の事だかさっぱり。。
→まずSEOとは、Search Engine Optimizationという英語を略したもので、簡単に言うと誰しもお世話になっているGoogleやYahooでインターネット検索した時に、他サイトと比べて出来るだけ優先的に検索してもらえるように工夫する対策のようなもの。GoogleやYahoo、Baidu等の事を検索エンジンと言う
Q2:SEOの概念はわかったけどGoogleやYahoo以外にも意識/対策しておくべき検索エンジンはあるの?
→日本でも検索エンジンは幾つかあるのはもちろん、しかしGoogleとYahooが検索エンジン全体の約95%を占めているため、他の検索エンジンは基本的に意識する必要は全くない
出典:StatCounter Global Stats on Feb, 2017
こちらの画像を見れば明らかでしょう、2017年2月に世界で利用されている検索エンジンシェアのランキングでは全体の92.35%とGoogleが圧倒的No.1を占めている。次にBing、Yahoo!、Baidu、Yandex TUと続き、天下のグーグルに比べれば米粒同然の状態になっている、Googleの創業者が億万長者になるわけがわかるww
出典:StatCounter Global Stats on Feb, 2017
世界と比べて日本はどうやねんという声が聞こえそうですが、こんな感じ。2017年2月時点でGoogleが68.48%とダントツであることには変わりない一方、Yahooも26.24%と奮闘している。気づいた方もいるでしょう、2016年5月からGoogleの%が伸びる一方でYahooの%が減少しているように見える、Yahoo!Japanの存在感は年々減少気味
Q3: 日本国内で検索エンジンがGoogleとヤフーの2強によって成り立っているなら、両検索エンジンのSEO対策が必要になるの?
→2010年7月27日よりYahoo! JAPANはより検索と広告サービスのためと銘打って、Googleの検索技術を利用するようになっている。つまりYahoo!Japanは、Googleの検索エンジンを使っているため、Yahoo!Japanの検索エンジンに対して何らかの対策を特別する必要はなく、Googleの検索エンジンへの対応が最も重要になるということが見えてくる。余談ですが、Yahoo!Japanの方が女性の割合が多いという特徴とリテラシーが多少低いユーザーが多いという特徴があるそう
それでは、シェア率が最も高く重要なグーグルの検索エンジンに対して認識してもらう(SEO対策)を行うためにはどういった手順で行っていけばいいのかを下記にまとめてみたので参照してほしい
Googleの検索エンジンからの訪問者を獲得するSEO対策
1. まずブログ開設したばかりの人が行うべきSEO対策の下地作りをする
画像:ビリジャニのGoogle Search Console
SEO対策としてまず最初にするべき作業は、グーグルに自分のサイトやブログ記事をクロール(Googleの検索エンジンがあなたのサイトを訪れるパトロールのようなもの)してもらうための基本登録であるGoogle Search Consoleへ登録する事!SEO対策を適切に行って、特定のキーワード検索によって表示される検索順位をあげて、訪れる人たちの検索トラフィックを増やすことが目的*
Q4: どんなホームページやサイトでもGoogle Search Consoleへ登録する必要はあるん?
→たとえGoogle傘下のサービスであるBloggerというブログサービスで合っても、Googleから適切にクロールしてもらう為には、Search Consoleへ登録するのが必要になってくる。
基本的なGoogle Search Consoleの登録手順
1. Googleのアカウントを取得してログイン↓
2. Search Consoleの"プロパティを追加"をクリック↓
3. ウェブサイトかAndroidアプリのアドレスを入力して"追加"をクリック↓
4. "別の方法"をクリックしてHTMLタグをクリックしてmetaタグ全体をコピペ↓
5. metaタグを自分のサイトのGoogle Search Console欄にペースト↓
6. Search Consoleに戻り、下にある赤色で書いてある"確認"をクリック↓
7. 所有権が確認でき進めたら、クロール→Fetch as Googleをクリック↓
8. 空欄には何も入力せずに、PC&モバイル共に赤字の"取得"をクリック↓
9. サイトマップ→サイトマップの追加/テスト→空欄にsitemap.xmlを入力して"送信"↓
10. 2-4日経ったら"Google 検索トラフィックを監視する"という通知が届き完了
Q5: Google Search Consoleに登録さえできずエラーが出るんだけどどうすれば良い?
→Search Consoleへの登録手順は運営されているサイト元によって、手順が異なるため、それぞれの運営元を要確認
※はてなブログ、Blogger、アメブロ、Wix、FC2等では上記方法で完了できています。また、wordpress.comでは一度metaタグを適切に追加してからsearch consoleでエラーが出ましたが1-2日程度で所有権が確認できていたので、時間がかかるケースもあるそう。
Q6: Google Search Consoleのサイトマップ送信でエラーや保留になってしまうw
→運営されているサイト元によっては、Googleの検索エンジンと相性が悪い運営元があるためサイトマップをうまく送信できないURLがある。例えば、アメブロでは、上手く送信できず結果が反映されなくて焦った。。
ここでサイトマップ送信まで順調にいけたなら、Googleからの検索トラフィックが開始された後、Googleがサイトをインデックス(クロールされた情報を検索エンジンにのせる)してくれているかという情報を確認できる
次に、サイト内にどんな訪問者が来てくれているのかを無料で分析してくれるGoogle Analyticsへ登録してみましょう*
2. Google Analyticsに登録して、サイトの現状を把握して問題点を改善する
画像:ビリジャニのGoogle Analytics
Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、Googleが公式に運営しているサイトで、Webサイトのアクセス状況を解析してくれる高機能ながら無料のツール、無料でここまで分析できるツールを提供できるのはGoogleのビジネスモデルの賜物。無料であるということを疑いたくなるような高機能で、サイトのセッション数、ユーザー数、ページビュー数(PV数)、平均セッション時間、直帰率・離脱率、アクティブユーザー等なんでも調べることができる有用なツール
基本的なGoogle Analyticsの登録手順
1. Google アナリティクスの使用を開始という欄にある"お申し込み"をクリック↓
2. "新しいアカウントを作成"をクリック↓
3. アカウント名、ウェブサイト名、URLを入れて"トラッキングID取得"をクリック↓
4. トラッキングIDを自分のサイト内に貼り付ける↓
5. サイトによっては、トラッキングコードも自分のサイト内に貼り付ける↓
6. プロパティ設定にある"Search Consoleを調整"をクリック↓
7. 先ほど作成したSearch Consoleのアカウントと"同期"します↓
8. ビューフィルタで"フィルタを追加"をクリックして自分のアクセスを非表示に↓
9. フィルタ名を入れた後にカスタムを選択し、"自分のIPアドレス"をフィルターする↓
10. 行動→概要から自分のIPアドレスを含まない各種分析データを確認!
Q7: 手順通りにGoogle Analyticsに登録したけど分析データが表示されないんだけどw
→保有されているホームページやブログによっては、トラッキングIDとトラッキングコードを両方貼り付けなければいけない事があったため、保有されているサイトのQ&A等をご確認を
Q8: とりあえず登録できたけどグーグルからエラー通知が出てきて気になる。。
→手順の5まで行けば、とりあえず分析データを見る事が出来るのですが、数日経つと6以降の手順を踏まないとエラーが出続けることになる。正確なデータが取れない場合もあるため、手順を要チェック※
3. Google公式・検索エンジン最適化スターターガイドを最大限活かした調整を行う
グーグル社が社内向けに製作していたこちらのスターターガイドでは、検索エンジン最適化に馴染みのない初心者の方やよりユーザーに優しいサイト作りを実践しているオーナーのために公開された資料。こちらのスターターガイドに添うことによって、検索結果の中で少しでも良い評価を受けられるなら実践すべき!
Google社のスターターガイドがお勧めするSEO対策一覧
1. ページタイトルの内容がGoogleの検索結果に表示されるため、ページタイトルはtitleタグで指定することによってタイトルが正確にクロールされやすいようにする。
・ページの内容を適切に考えて記述するべし
・他のページと被らない固有のタイトルをつけるべし
・簡潔かつ分かりやすいタイトルをつけるべし
※titleタグが使用できているかどうかに関しては、HTMLの記述欄にあるタイトルの文字のを<title>タイトル</title>が使用できているか確認できる。無料ブログやホームページ作成サイトでは、タイトル欄がすでに設定されているため特にきにする必要はない。
2. descriptionメタタグ(検索結果のタイトル下に出てくる説明欄)を設定する。
・ページの内容を正確にまとめてdescriptionメタタグを設定すべし
・他のページと被らない固有のdescriptionメタタグを付けるべし
3. URLは検索結果に直接反映・表示される重要なポイントのためターゲットの検索者に伝わりやすいURLの構造を付ける。
・URLには対象ページ(ブログやHP)に関連した単語をつけるべし
・ディレクトリ構造(URLによってサイトがツリー型になっているということ)を多階層にせず、簡潔につけるべし
・1つのページにURLを二つ付けないようにすべし
・URLの構造として不必要に大文字を使わないようにすべし
4. トップページを基準に詳細な内容ページにどうたどり着くのか(ナビゲーションと言います)を考えて、ユーザーの利便性を追求する。
・複雑ではなく自然なナビゲーション構造を作るべし
・サイトのページ間をつなぐナビゲーションをテキストリンクにするべし
・HTMLのサイトマップを置き、頻繁にXMLサイトマップを送信すべし
・使用しなくなったリンクには、役にたつ404エラーページを用意すべし
5. ターゲットとなる閲覧者の検索行動の多様性を想定しながら、ユーザーにとって魅力的で質の高いコンテンツを提供する。
・ユーザーが読みやすい文章を書くべし
・トピックごとにコンテンツ内容を整理してまとめるべし
・重複コンテンツを避けて独自性の高い新鮮なコンテンツを作るべし
・ユーザーのニーズに応えられるコンテンツを作成すべし
・誤字や脱字をなくし、ターゲットユーザーが好む記事を作成すべし
6. アンカーテキスト(リンクが設定されたテキスト)を最適化するために、テキスト内容とリンク先の内容を適切に合致させてクロールしやすいように仕向ける。
・リンク先ページの基本的な内容が伝わるテキストを書くべし
・アンカーテキストの内容は簡潔に書くべし
・アンカーテキストはリンクだと分かりやすい書式設定にすべし
・外部リンクだけでなく内部リンクでも同様に気をつかうべし
7. すべての画像に個別のファイル名とalt属性(ロード中等で、画像が表示されない時に代わりのテキストを表示してくれる機能)を持たせ、専用のディレクトリにまとめて一般的なファイル形式で保管する。
・簡潔かつ正確な説明文を記述したファイル名とaltテキストを付けるべし
・画像をリンクとして利用する場合もaltテキストを付けるべし
・画像は、一般的なファイル形式であるJPEG、PNG、BMP等を利用すべし
・極端に長いaltテキストはGoogleのガイドライン違反に触れるため気をつけるべし
8. 見出しタグは重要性をユーザーに見せるだけでなく、Googleのクローラーにページを読み込ませやすくする効果がある。
・ページ構成とは関係なくテキストを見出しタグで囲まないようにすべし
・ページ全体の構成を考えて見出しタグを慎重につけるべし
・h1-h6の6種類ある見出しタグを適切につかうべし
9. クロールして欲しくないページ(同一、または字数が極端に少ない等)はrobots.txtを使用、または"NOINDEX"をrobotsメタタグに追加して、効果的に設定。
・コメント欄や掲示板はクロールさせないように自動でnofollowを追加するすべし
・スパムコメントに対してはnofollow属性で対処すべし
10. 適切なモバイルサイトを設定し、Googleに認識されれば集客力アップに繋がる。
・適切にインデックスされるようにPCとは違うモバイルサイトを設定するべし
・モバイル結果を反映させるためにウェブマスターツールを使用して送信するべし
・"Google-Mobile"を含むユーザーエージェントからのアクセスを許可すべし
・リダイレクトを利用する場合は同じモバイル版ページに飛ばすべし
11. 被リンクを正しい方法で増やしてサイトを宣伝する。
・効果的に宣伝を行い、サイトの評価が高まるように被リンクを増やすべし
・ソーシャルメディアサービスを正しく理解して活用すべし
・サイトに関連する特定のコミュニティに参加すべし
以上、SEO対策をする際に参照したい基礎的な情報としては上記の3つ。また、無料ブログやホームページを使用している方、他に新たに作ろうとしているが迷っている方は以下にまとめた豆知識(メリット・デメリット)としてこちらを参照してほしい。
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書いている人:三好真
高校時代の偏差値38のビリで元ジャニーズJr.、ナベプロにて俳優活動をしていた者です。Startup起業、慶應義塾大学を卒業後、米系コンサル(Deloitte ConsultingのStrategy部署)にてタイ駐在・USA/イスラエルとのスタートアップコミュニティ作りに関わる。ベトナム・タイとの輸出入ビジネスを行う傍ら、コンサルティング事業も行っています。